はい、前編の続きです。
毎回毎回きちんとドキドキしますが、そのほとんどが無駄にドキドキするだけで終わる
年末ジャンボ 新しい採石場。というか採石場候補。
年末のインド出張でも「今回は期待できます」とインド人に盛り上げられつつも、 そこは、もう...何度も何度も同じようなことを繰り返しておりますから あくまでも心は長谷部選手のように整えたままで行ってまいりました
未来のドル箱(←はい、この時点で夢追ってます。)。
えー...お知らせします。
今回の未来のドル箱の未来はいつも以上に見えにくいです。
だって、途中から道路が無いし。

で、歩くこと15分。
到着しました。新規採石場...候補。

どれどれ、えっと...どこから掘り進めてくつもりだろ?

ああ...ここね。
って..随分な崖の下!

しばらくどうしたものかと「ここ」を眺めていると....
この採石場で一攫千金を狙うインド人Mr-Aが僕に言うわけです。
ポケモン 新商品ゲットだぜ!てな感じで。
どうだ?良い石目だろ? と。
チミチミそんなとこでボッとしてないで早くもっと近くで確認してくれたまえ。 てな目で。
.....。
まあ、ここで崖を降りないとせっかく3時間も車にのってやってきた上に 山道をえっちらおっちら歩いてたどり着いた意味がないですからね。
はいはーい...降りま~す。 なんか角度がわりと直角に近く見えますが頑張って降りま~す。
恐る恐る6メートル(気持は15メートル)くらいの高さを石の隙間に手を入れ、つま先を入れながら 地元の採石場の作業員さんと一緒になって降りまして...
一息つく間もなく持ってきた水を石に吹きかけて確認。
 (水に濡れた状態の方が石の目が見やすくなります。)
おお...確かになかなかいいね。
と...
振り向いてMrAとMrAの息子のMrSに声をかけようとしたら..
まだ崖の上から僕の方を眺めております。上から目線で。夢見がちに。二人して。
てか...
いくら待っても崖の上。

ああ、そうなんだ。君らは降りてこないわけね。 降りてこない主義なわけね。親子とも。
まあそんなこんなで崖の下から持ってきた小片↓。

もちろん社員の皆様と一緒に夢を語り合おうと日本に持ち帰ります。
で、帰国後の社内の会議。
「凄く綺麗な色でなんとなく今回は良い予感がするんですよ!」と熱く説明。
で、で、でっ
「.......。」
と沈黙を守りながらも 「可哀想な人」を見るような温度の低めな視線を僕に向ける僕以外の南印度洋行の皆様。
で、その視線で我にかえるわけです。かえされるわけです。
あっ、なるほど。また踊ってしまったのね、ぼく。 と。
でも、いい石だったよなあ。
それに...ヤハリ言いたいじゃないですか
「ね?これ、綺麗でしょ。 日本人では僕が始めて行った採石場の石なんですよ!」って。
服部
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